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ファーストガンダムのグフについて熱くレビューしたい!


いやー、ホンマにね、最近の世の中って「器用貧乏」が多すぎません?


 スマホ一台で写真も撮れて、ゲームもできて、仕事もできる。それはそれで便利なんですけど、なんかこう…「これしかできへん!でも、これやらせたら誰にも負けへんのや!」みたいな、不器用な職人のようなロマンが足りてへん気がするんですよ。


何でもソツなくこなせる優等生もええけどな、ワイは一つのことに命を懸けてる、ちょっとクセのある奴の方が好きやねん! そういう尖った奴こそが、歴史を作るんや!


…なんてことを、いつものように酒を片手にガンダムを観てたら、ビビッ!と来たわけですわ。


おったやないかい! モビルスーツ界に! 不器用で、頑固で、でも誰よりも誇り高い、最高の「職人」が!


というわけで、本日は! ザクでもない!ドムでもない!その中間に咲いた、蒼き徒花(あだばな)! モビルスーツ界のいぶし銀、MS-07B グフの魅力について、愛とリスペクトを込めて、全力で語り尽くしたいと思います! 量産機好き、エース機好き、そして何より「漢」に憧れる奴は全員集合やで!


「ザクとは違うのだよ!」…いや、だから、どこがやねん!

まず、グフの立ち位置を確認しときましょか。
彼は、かの有名なザクⅡの性能を全面的に上回る、エリート後継機として開発された陸戦用モビルスーツです。パワーも装甲もスピードも、ザクとは比較にならん!まさにジオン軍の技術の粋を集めた、次世代の主力量産機になるはずやったんです。


…はずやった、んです。


このグフの魅力を語る上で、絶対に外せないのが、あの名セリフ。


「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」


出ましたー! パイロットのランバ・ラル大尉が、苦戦するガンダムに上から目線で言い放った、ガンダム史に残る金字塔!


この一言で、グフはただの新型機から「特別な存在」へと昇華したわけです。


せやけど! 当時は子供だった僕の初見の印象はこうや!


「いや、緑か青かの違いやん!」


モノアイ付いとるし、肩にトゲトゲついとるし、だいたい同じシルエットやないかい!シャアザクが赤かいから、こいつも士官やしザクを青く塗っただけの代物じゃね?くらいしか思わんのですわ。

ラルさんが命懸けでグフの優位性をアピールしてくれてるのに、世間の認知度はイマイチ。「ガンダムに出てくる敵のロボット」って言われたら、だいたい世間はザクのイメージ。この悲しさ、わかります?


もはや、ラルさんというか、のちサンライズの広報活動がちょっと足りんかったとしか思えん。今から出でもええから、もっとSNSとかで「#ザクとは違うのだよ」「#グフしか勝たん」とか、バズらせなあかんのよ!


汎用性を捨てた、狂気の武装!もはや変態の領域!

グフの真骨頂は、その独特すぎる武装にあります。開発陣の「俺たちの“好き”を詰め込みました!」感が、もうダダ漏れなんですわ。


①ヒート・ロッド(電磁ムチ)

グフの象徴! 右腕に内蔵された、伸縮自在の電磁ムチ!
敵を絡め捕り、高圧電流を流し込んでパイロットごと気絶させる!…って、設定からしてカッコよすぎやろ!


ビームライフルが飛び交う戦場で、あえて「ムチ」でビリビリ戦う。この美学! このロマン!

…って、ちょっと待てぃ!
接近戦特化すぎひんか!?
これ、当てるのめちゃくちゃ難易度高いやろ! しかも、劇中ではアムロに掴まれて、逆に投げ飛ばされたりしてるやないかい! 意外と弱点多いな!


でも、ええねん。この不器用さこそがジオニッククオリティーでありグフのアイデンティー。効率とか、コスパとか、そんなセコいこと考えてたら、こんなロマン兵器は生まれへん。これはもう、兵器やない。漢の「様式美」なんです。


②5連装75mmマシンガン(フィンガー・バルカン)

左手は、まさかのマシンガンと一体化!

「細かい作業?知るか!」

「マニピュレーター?いらん!」

「この手は敵を撃つためだけにあるんじゃい!」


という、開発者の狂気じみた割り切り!

いやいや、汎用性ゼロやないかい!
弾が切れたら、ただのクソ重たい鉄の塊やぞ! 補給どうすんねん! 盾があるから弾切れしてもなんとかなるやるやろ!という発想なのか。


でも、この「戦うこと」に全振りした潔さ。シビれるやろ?
右はムチ、左はマシンガン。もはや歩く凶器。戦闘以外のことは一切考えていない、ストイックすぎるデザイン。


そう思っといらたら、なんの事ない。両手でヒートサーベルもってガンダムとちゃんとチャンバラもできるんかい!


悲劇のエース機、だからこそ美しい

そんな尖りまくった性能を持つグフですが、その活躍期間は、あまりにも短い。
グフが登場して、ラルさんが大活躍したのも束の間。ラル大尉退場後はグフはパッとせんまま。ザクに毛が生えた程度の扱いですわ。


ほんですぐに、あの黒い三連星が乗る化け物、「ドム」が登場してしまうんです。
ホバー走行で地上を滑るように移動するドムの機動力は、二足歩行のグフとは比較にならんかった。あっという間に、陸戦の主役の座を奪われてしまう。


この「一瞬だけ咲いて、すぐに散っていく」感じ。
悲しすぎるやろ! せっかくラルさんという最高の乗り手を得て、これからって時やったのに!


まるで、鳴り物入りで入団した大型新人が、開幕ダッシュで大活躍したのに、すぐにとんでもない化け物ルーキーが入ってきて、ポジションを奪われたみたいな。この不遇さ、切なすぎる!


でも、この「完璧じゃないところ」「悲劇性」こそが、我々ファンの心を掴んで離さない理由なんです。


最強じゃない。最新でもない。
でも、誰よりも誇り高く、自分の戦い方を貫いた。
そのパイロットは、敵である少年兵の成長すら認め、導こうとした、最高の「漢」だった。


グフは、ただのモビルスーツやない。ランバ・ラルという男の生き様そのものを体現した、魂の器なんです。


まとめ:グフは「生き様」を教えてくれる

というわけで、グフの魅力について熱く語ってきました。
彼は、万能型の優等生ではありません。むしろ、非常に不器用で、時代に取り残された悲劇の機体と言えるかもしれん。


でも、彼は我々に教えてくれるんです。

「自分の武器は何か?」
「自分の得意な土俵で、どう戦うか?」
「たとえ時代遅れと言われても、貫き通すべき信念はあるか?」と。


何でもできる便利な世の中やからこそ、このグフのような「不器用な職人魂」が、眩しく見えるんやないでしょうか。


ま、そんなこと考えんと、ただ「青くてカッコええやん!」って思うのが一番の楽しみ方やけどな! 

そう思っとたら後に水色のカッコええグフも出てくる。そのパイロットもおっさんなのよ!つまりグフはおっさんの武骨さであり、希望なのよ!


それではまた次回の記事でお会いしましょう。

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