【オゾンビ】セリフ回しが面白いC級ゾンビ映画を視聴したのでレビュー
僕だけじゃないと思うんですよ。タイトルを聞いた瞬間、おコーヒーとかお紅茶とか言う、成金ババァの顔が頭をよぎった人って多いはずです。
こっちも、まさかゾンビにまで「お」を付けるなんて思わないじゃないですか。そしておを付けたところで、おコーヒーと一緒で、別にそれが良くなるかと言うと、そんな事もなくオゾンビにも何か違和感めいたモノを感じるんですね。
このタイトルからにじみ出る隠しきれないB級映画臭がグッと来たので、視聴してたら中身はギャグ系のC級映画でしたね。
Z級まで酷い訳ではなく、B級でもない、C級の良さがあったので、ネタバレを含みますがレビューして解説してみます。
概要
2012年のアメリカ映画で、現代は同じく『OZOMBIE』
監督はジョン・ライド
キャッチコピーは「ビンラディンは、二度死ぬ!」
予告編動画
↑予告編で見るとド派手で面白そうな空気満載です
あらすじ
アメリカ軍によって殺害されたビンラディンですが、実はゾンビになって生きていた。
軍は密かにアフガニスタンで戦闘を続けています。
アメリカ政府はビンラディンの死亡を発表するが、その報道を信じない元消防士のデレク。自らの手で倒そうと、アフガニスタンにやってきます。
ゾンビと戦っていた米軍部隊と合流する、兄のデレクを探しにきた妹も登場し、砂漠で皆でゾンビや敵とドンパチしながら、ビンラディンを倒しにいきます
オゾンビの感想レビュー
戦争とゾンビの組み合わせは画期的だったけど、その良さが行かされていない。低予算で作られているせいか、全体的な進行は遅めで、ラストまでチンタラとした流れのまま進んでいきます。
ゾンビ物としてより、変な登場人物たちの台詞回しが楽しい映画でした。
良かった点
・最近のゾンビ映画は、ゾンビの発生原因がウィルスばかりですが、本作は化学物質が原因でした。80年代を思い出させてくれます。
・トムボーイがゾンビを日本刀でバッタバッタと切り倒すシーンは、『ブラッド+』や『お姉チャンバラ』好きにはたまらない。
・何処でもすぐ脱ぎ自慢の上半身を見せたがる主人公のチップは、良い筋肉をしているハッスルマッチョです。
・登場人物が細かい設定が盛り込まれいて、その辺りが良かった。
・ラスト間際には結構な数のゾンビが出てくるし、戦闘機なんかも出てきて盛り上がる山場シーンもあるので、それなりに楽しめた。
悪かった点
- ず~と砂漠地帯で風景が代り映えせず単調
- たまに出てきたゾンビもすぐやられる
- ビンラディンの出番が少ない
印象的だったシーン
ポケモンカード廃人と告白するところ
親友のDCが主人公に「俺はポケモン中毒だったんだよ!」と、過去を語り始めます。
ゾンビ映画でポケモンの話題がでるなんてビックリです。しかも、その内容は、ポケモンカードを買うために課金していて、金がなく奥さんのヒモだったという、何ともトホホな話で、奥さんは浮気して離婚しています。
アメリカ人も惑わすなんて、ポケモンカードの魅力は罪深いですね。
ゾンビはクソをするのか?
これは確かに盲点でしたね。動物たるもの飯を食えばクソをするのは凄く自然の摂理です。
ゾンビは元は人間で、動き回り食事するから、内臓機能も健在でも不思議ではありません。だからクソの一つもあってもいいのですが、ゾンビが排泄するシーンは見た記憶はないですね。
余談ですが、ゲロを吐くシーンなら大量にあります…
まあ、とにかく、ゾンビに対する哲学的な投げかけをしたセリフは良かったです。
こんな人にオススメ
オゾンビは万人向けの作品ではありませんが
- C級ゾンビ映画で面白めの作品を探している人
- Z級の映画を見たいけどまだ見る勇気のない人
- 時間が余っている人
にはオススメです。
コメント
コメントを投稿