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『12人のイカれたワークショップ』をオンライン試写会で視聴したから感想を述べてみた

『12人のイカれたワークショップ』をオンライン試写会で視聴したから感想を述べてみた




先日、僕はオンライン試写会で上記の作品を拝見しました。

映画のストーリー展開上、ネタバレなしで視聴した方が面白い作品なのと、まだ公開前なので、言える範囲で感想を述べていきます。


まず、最初にジャンルはZ級SFホラー︕と意味不明なジャンルです。自分でZ級と言うあたりに、確信犯的な何かを感じずにはいられません。


公式サイトに書いてある文章を引用すると

脚本家・吹原幸太のワークショップ課題映画脚本のSFホラーパートが重なった二重構造となる意欲作。

引用元:https://atemo.co.jp/ikawaku.html

う~ん。これだけじゃ意味が分かんです。


見た感想を端的に述べると、Z級の虚無とSFホラーが共存して、その上どんでん返しもある。かなりマニアックな内容で、熱量が凄いので、人を選ぶ作品といえます。


死霊の盆踊り』や『アタックザキラートマト』などとは違うテイストのZ級映画です。ヒントとしは、12のワークショップという言葉が、監督にとってかなり重要な意味合いを持ちます。


監督について

監督の田口清隆さんは、ウルトラマンや仮面ライダーシリーズを手掛けているので、特撮ファンなら知っている人も多いのではないでしょうか。


僕はみうらじゅんさんの大ファンなので、みうらじゅんさんが脚本をした『長髪大怪獣ゲハラ』の監督だった、田口清隆さんの名前をたまたま知っていました。



ゲハラは本編よりメイキングの方が長い作品です。本作もSFホラーのパートより、12人のワークショップパートの方が長いので、その辺りの作りは好みが分かれるポイントになっています。


12の?

12人のって言ったら、皆さん何の映画を思い出しますか?


最近の人なら、たぶん『十二人の死にたい子どもたち』かなと思うのですが、僕みたいなオッサンなら『十二人の怒れる男』か『12人の優しい日本人』を、思い出すんじゃないでしょうか。


普通は12人もメインをはる人物がいると、映画の尺では各キャラクターが活かしきれない場合が多いです。極端な例えですが、キレンジャーなんてカレーを食っている以外のキャラ設定思い出せないでしょ。アオレンジャーは赤の対比だからまだしも、ミドレンジャーに至っては、何ができるキャラだったのか思い出せない人が殆どではないでしょうか。


5人でこれですからね。なのに、本作は12人の個性を上手く深掘りしているので、誰が誰でどういうキャラなのか初見でも分かりやすいです。これは監督の編集とかキャスティングの妙で、素直に凄いと思いました。


こんな人にオススメ

そんな本作は

  • Z級映画マニア
  • 俳優や芸事で身を立てていこうと思う人
  • 低予算で作っている映画が好きな人

にオススメの一作で、特に俳優志望の人は見て損はないと思います。


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