【スプラッターハウス】というホラー映画好きのための名作ゲーム【レビュー】
スプラッターハウスはどう見てもジェイソンな主人公が、ホラー映画の世界の中で豪快に戦うアクションゲームです。
当時のゲーム業界は版権が緩かったこともあり、各種ホラー映画を題材にしても怒られなかったのでしょう。色々と版権ギリギリのキャラたちが登場して、ホラー好きにはニヤリとする演出やゴア描写の連発で楽しめるゲームです。
そんな、スプラッターハウスをレビューします。ネタバレ注意なので大丈夫な人だけ読み進めて下さい。
概要
1988年11月にアーケードで稼働開始。ゼビウスやドルアーガの塔を発売しているナムコが開発したとは信じがたいグロいゲームで、稼働と同時に話題になった。
グロだけならバラデューク、デカキャラなら源平討魔伝、この2作がナムコからすでに発売されていましたが、スプラッターハウスは全く別次元のベクトルをもった、ナムコで1番の怪作です。その唯一無二の存在感から、今でも根強いファンがいるゲームです。
動画
ストーリー
マッドサイエンティストのウエスト博士が死者蘇生を研究している近所でもヤバいと有名な洋館がありました。その洋館に雨やどりによった主人公リックと恋人のジェニファーですが、魔物にジェニファーをさらわれてしまいます。恋人を助けるために、邪神のマスク(ホッケーマスク)の力を借りて、リックは洋館の内部へと乗り込みました。
スプラッターハウスのレビュー
一見、グロだけに特化しただけの出オチの色物ゲームに思いますが、アクションゲームとして完成度が高く、難易度は高めで、やりごたえは充分にあります。
敵の配置やトラップなど、覚えゲーな部分もありますが、ボス戦の戦い方を含め、攻略方法は一つではなく、独自の戦い方ができるのがよく、奥深い楽しさがあります。
良かった点
- 作った人が根っからのホラー映画好きだと分かる展開の数々
- 暴力や武器などで豪快に敵をねじ伏せて行く快感がある
- ステージ数やがちょうど良い長さで最後まで一気に楽しめる
悪かった点
- 難易度が高くアクションが苦手な人は苦戦します
- グロやゴア表現が苦手な人には全く向いてない
印象に残ったシーン
プレイした人、ほぼ全ての人に共通すると思いますが、特に印象に残るのは恋人ジェニファーの変身シーンです。せっかくに助けに行ったのに時すでに遅く、魔物に改造された後でした。この時の主人公リックにはジェニファーを倒すしか方法がなく、最後の「サンキュー…グッバイ…」が何とも切ないです。
他に印象に残っているのが、ザコキャラのゲロですね。壁に貼り付けられているのに大量にゲロを吐きます。突然、首吊りのゾンビみたいなのが降ってきたと思ったらゲロを吐きつけて攻撃してきます。こんなにプレーヤーに全力でゲロを吐きかけて殺しにくるゲームは、他に知りません。
ピギーマンがカッコいい
#誰もおぼえてないのに今でも忘れられないゲームのボス
— $オーギ$@吉島博幸 (@4dMfuKa9HYCJv7C) August 26, 2019
スプラッターハウス
「ピギーマン」
PCエンジンミニ楽しみだよねー♪ pic.twitter.com/VvlkMOOjeY
こんな人にオススメ
スプラッターハウスは人を選ぶゲームですが
- ホラー映画好き
- 高難易度のアクションゲームが好き
- 30分くらいでサクッとクリアできるゲームを探している
そんな人にオススメです。
シリーズ作品を知ろう
コアな人気があり続編が発売されています
スプラッターハウス パート2
スプラッターハウス パート3
派生作品として
スプラッターハウス わんぱくグラフィティ
2010年にはPS3.Xbox360に3Dアクションゲームの
Splatterhouse
が発売されます。この中で、ゲームを進行すると、シリーズの1~3をプレイできるおまけがついています。
スプラッターハウスを遊ぶには
アーケード版が遊びたい人は
- 任天堂Switchのナムコミュージアム
- Windowsの移植版
- Splatterhouse
- iOS
PCE版も良移植なので、そちらを楽しみたい人は
- PCエンジンミニ
- PS3でダウンロード
あたりが現在でも入手しやすいです。
任天堂Switchを持っている人は、ナムコミュージアム一択です。
コメント
コメントを投稿