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【星をみるひと】はクソゲーだけどストーリーは良いので解説したい

【星をみるひと】はクソゲーだけどストーリーは良いので解説したい

基本情報


1987年10月にファミコン界に爆誕していらい

伝説のクソゲーとして

その名を轟かせてきた「星をみるひと」


本作は2D見下ろし視点のコマンドバトルで

システムはオーソドックスなRPGだったが

その歩く速度の遅さと

ありえないレベルの理不尽な仕様が多数存在していて

当時のゲーマーからはクソゲー扱いされていました。


本作はシステムはクソなんですが

ストーリーはSF仕立ての面白い内容なので

解説していきたいと思います。


内容上、ネタバレ注意なので

問題ない人だけ読み進めて下さい。


超ざっくり解説

時間のない人のためにザックリとストーリーを要約してます。この後にちゃんと細かくストーリーを説明した本文もあります。


記憶喪失のサイキックみなみが、仲間を集めながら超鈍足で旅をして

この世界を治めるマザーコンピューターのクルーⅢと戦うのかと思ったら

実はこの世界は宇宙船型スペースコロニー、ほんで、イルカとシャチがラスボス的な支配者だった。

そのイルカに惑星アクアに、一緒に移住しよう?って誘われたから、ついていった。




世界観

では、ちゃんとした説明を始めます。


遥かなる未来のこの世界では「クルーⅢ」という巨大コンピューターが人類を管理していました。


アークシティーという都市や世界中の住民に対して、マインドコントロールを行い

悪い心が芽生えると思考に干渉して書き換えて、治安を維持していました。


しかし、そんな中、マインドコントロールが効かない人間があらわれ始めます。

クルーⅢはその者たちを「サイキック」と名付けると狩り始めました。


プロローグ

画像引用は全て:https://city-connection.co.jp/hoshiwomiruhito/jp/


ある場所に「みなみ」という少年がいました。

彼は記憶喪失で、ココがどこかも自分が誰なのかも分かりません。


しかし、「みなみ」を見つけると、メカニックなロボット・軍隊であるガードフォース・攻撃本能しかない異様な生物・超能力者狩りをするデスサイキックたちが、彼を見つけるといきなり攻撃してくるのでした。


それは、彼がサイキックだったからです……


(説明書の分を略してます。)



ゲームスタート~2人の仲間

みなみは気が付くと森の中にいました。

森の中を彷徨い歩くと(1歩左に歩けばすぐ)

マムスの村に到着します


この村は逃げ延びたサイキック達が作り上げた村で

皆で力を合わせて外敵から姿を消していました


マムスの村を拠点に冒険の範囲を広げると

すぐ北にデウスの村を見つけます。



デウスの村は「りんすきん病」という病が蔓延していました。

村内では、アークシティーから小さい頃の「みなみ」を、連れ出した男性と再会します。

彼から、同じサイキッカーでジャンプの能力を持った少年が、南の地下ダンジョンに囚われている情報を得て助けに向かいます。


デウスの村から外に出ると、スタート地点に戻されている謎仕様に戸惑いながらも、途中でよった、森のダンジョンで「ういの実」「えくの実」を入手して、マムスの村で「るくの実」も手に入れると「あいむの薬」を調合して、デウスの村に持っていき、村民たちを病気から救いました。


その後、南の洞窟では、古びた発電機のスイッチを入れ、2人目の仲間「しば」を救出にします。


アークシティー

仲間も増えたので、この世界の中枢部アークシティーへと向かう二人

アークシティーは広く

居住区と行政区に別れていました


居住区では3人目の仲間「あいね」が加わります。

彼女はテレパシーの使い手で、他人の心を知る事ができます。


行政区の病院で、最後の仲間についてしっている男と会うと

お使いイベントが発生して、シティーの内部を

マックス、ナターシャ、アーサーを探しに行きます。

その後、お使いイベントをこなし

警備室で4人目の仲間「みさ」を発見して仲間に加えます。



コンピュータールームに何故か落ちていた酸素パイプを拾い

「かつま大佐」にサイキックが人類の敵ではなかった事を認めてもらうと

仲間が全員揃った一同は

この世界の外側宇宙空間へと向かいます。


宇宙空間



宇宙タワーから宇宙空間へと出た一同はラボラトリーとコクピットを目指します。

この二ヵ所には、たくさんのシャチとイルカたちがいました。


「あいね」のテレパシーを使い対話してみます。


シャチもイルカもクルーⅢが遺伝子操作で作った知的生命体でした。


知能が高い彼等はクルーⅢを使い

自分たちと対等に話せるサイキック達を集めたのでした。


シャチ族の代表にサイキックたちの代表だと認められると

続きはイルカ族の代表と会話に


「この世界はスペースコロニー型の巨大な宇宙船で

長らく宇宙空間を旅したきたが

水の惑星アクアを見つけたので

移住を計画しています。

これ以上進歩の見られない人類を捨てて

私達と一緒にアクアに住むか、

新しき星を求めてこのままコロニーで新たな旅に出るか」と聞いてきました。


ここで、3択の選択肢が出てきて、物語はマルチエンディングへ


アクアに住む

イルカやシャチとサイキックたちは
アクアへと移住を開始します。

サイキックは古い人類の概念を捨て去り
新たなるタイプの生物に進化するために
旅立っていきました


グッドエンド

残る

イルカとシャチはアクアへ移住して
サイキック達はコロニーに残ります。

この後も人類同士で争いを続けていくことを考えると
暗く重い気分になりました…

彼等の旅は一応の終わりを迎えました。


この後も、争いながらあてもなく宇宙を彷徨っていくので
この選択肢はバッドエンドだと思われます…


戦う

この選択肢を選んでも戦闘もなく

ここまで成長したサイキック達は全滅してしまった。

サイキックは戦いが続いったせいか
人類の戦いが大好きと言う性格を受け継いだせいか
新たなるパートナーを迎える事ができなかった
まだまだ人類の未来は暗い

とメッセージが流れて
バットエンドになります。


まとめ

この時代のRPGは、ファンタージー路線が多く

その中でも「星をみるひと」は異彩を放ちすぎていました。


中古ショップで購入したのですが

当時の私にはハード過ぎて

アークシティーで挫折してしまい

クリアーは大人になってからでした。


そして今!

星をみるひとは、長い年月を経て

まさかの任天堂switchで配信です。

詳しくは公式ページを参考にして下さい。


セーブや歩くスピードの倍速などなど

便利機能も追加されて

凄くプレイしやすくなったので

この機会に興味のある方は

一度プレイしてみるのも面白いカモです。



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